三姉妹の一番下の子が現在3歳。今年度幼稚園に入園しました。トイレの報告はあるものの、だんだんひとりで行けるようになってきました。あとはしっかりとひとり立ちができるようにサポートしていくだけに٩( ‘ω’ )و
長女が小3、次女が小1、三女が年少、母としてトイレトレーニングという大仕事が一段落したので、、、3人のトイレを振り返ってみました。
わたしはおまるを使ったおむつなし育児を導入したり、布おむつを使ったりと、ちょっと古めかしいやり方も採用してきました。もちろん紙おむつも利用し、それぞれの良さを肌で感じてきました。加えて苦悩、失敗、成功など様々な「気持ち」も体験してきました。そんなトイレトレを集大成としてまとめてみようと思います。
それでは、先ずは三姉妹のトイレトレエピソードを。
Contents
三姉妹のトイレトレーニング
長女 おまる+紙おむつ+布おむつ+トイレ
2014年、長女が生まれました。そのころ私はネットで見つけたおむつなし育児というものに惹かれ、新生児からおまるに乗せて排泄をしてきました。
基本は布おむつ。紙おむつはお出かけや、自分が病気のときに使用しました。月に1袋も使わないくらいでした。
タイミングを知る意識を持ったら、その子のパターンを何となくつかめるようになっていったので、とても面白く感じました。相手を理解する。そういう点でおむつなし育児はコミュニケーションだと言われているんだと思います。
- 排泄のタイミング
- 泣くとお腹に力が入っておしっこが出ちゃう
- 寝起きにおしっこがでる
- 授乳中や後にうんちがでる
- 怖いとおしっこが出ちゃうなど
布おむつもおまるもとても楽しかったな。
長女の時のがんばりポイントはこんな感じでした。
- とにかく排泄はおむつの外へ
- 布おむつをこまめに交換
- 歩ける頃になったら、寝る前・寝起き・お出かけ前のトイレ習慣
- おしっこが出る前のサイン(しぐさ)を発見したら、トイレへ誘導
ただ、、、私はいつしか「おむつにさせたくない」って思うようになってしまいました。コミュニケーションなんてそっちのけです。ですから私にとっておむつなし育児はあまり上手くいがなかったんですよね。しっかり歩けるようになってくると、失敗にイライラすることが多くなってきました。授乳中におまるに乗せるとか、馬鹿みたいなことやってましたよね。
今思うとやりすぎ、、、ヤバいです。
でも当時は考え方がガチガチしていて柔軟さが足りなくて、何が何でもって意固地になってたと思います。
長女が1歳4ヶ月ころに次女を妊娠し、つわりや出血で実家に世話になることが多くなりました。そこから割り切り一旦紙おむつに戻しました。つわりが終わってから「次女が生まれる前におむつ外しちゃいたい」って思って、パンツ生活にチャレンジしたこともありました。
しかし1歳11ヶ月のころ、自分の拗れた思考にがんじがらめになって、おむつなし育児を諦める決心をしました。鼻がたれるくらいめっちゃくちゃ泣きながら・・・。自分が作った決めごとに疲れちゃって、心がポキッと折れてしまったんですね。
その時に心を休めようと思って紙おむつにしたんです。すると長女は紙おむつを嫌がったんです。パンツに慣れてしまい痛かったのかも知れません。やっぱり綿が良いのかな。この子も自分なりにがんばっているんだな。事前報告もがんばってくれていて、じわじわきちゃって、「この子が頑張ってるなら、私もまた頑張ってみよう!」って、諦めることをやめたのでした。
それを皮切りに、トイレトレーニングの目的を自分の為から娘の為にへとチェンジできたように思います。ようやく自分のペースから娘に合わせて排泄をサポートできるようになりました。
2歳5ヶ月には夜のおむつが濡れなくなり、夜も外しました。たまにおねしょはありましたが、ほとんど夜中に起きてトイレを教えてくれました。昼も夜も完全に終了です。
母子手帳には3歳2ヶ月で一人でトイレに行けるようになったと書いてあります。うんちは年少まで手伝っていましたが、ようやく親の手が離れたよろこびを味わったのを覚えています。
しかし。。。残念なことに私が拗らせたせいで、長女は頻尿に、、、。小2でようやく落ち着きましたが、他の子よりは多いです。自分が招いたことですが、申し訳ない思いでいっぱいです。小3になり、まだ名残がありますが日常生活には支障はなくなりました。
次女 おまる+布おむつ+紙おむつ+トイレ
次女の時は、反省があっておむつなし育児には注力はしませんでした。でも布おむつの良さを感じていたので、布おむつで育てたいとは思っていました。ただ、、、うんちのおしめを洗うが面倒臭くて、うんちの時だけはおまるを積極的に使いました。
もうおむつなし育児の時の拗らせ感はなくなり、とても気を楽にしてお世話ができたと思います。結果的におむつなし育児はしていたけど、その枠にはまらないで自由に排泄のお世話をしたことで苦労は感じませんでした。
長女の時に培った感覚で、結構な確率でうんちをおまるでキャッチできました。夫もほとんどうんちおしめを洗った記憶がないと言うくらいで、本当に大変な思いをした記憶がありません。
紙おむつも長女の時より2倍使ったと思います。自分が疲れたらすぐに紙おむつ、元気になったら布に戻して、楽しめたと思います。
次女の時のがんばりポイントはこんな感じだったかな。
- うんちはおまるへ
- 歩ける頃になったら、寝る前・寝起き・お出かけ前のトイレ習慣
- おしっこが出る前のサイン(しぐさ)を発見したら、トイレへ誘導
実は次女は2歳ちょうどで昼間のおむつが取れてしまいました。と言うのも、昼間も夜も紙おむつが濡れない日々が1ヶ月以上も続いたので、外すタイミングが自然とやってきました。
三女を妊娠中で実家にお世話になっていた頃で、念の為に紙おむつはつけていました。でもしっかりとトイレを教えてくれるんですよね。本人のやる気とおむつ代ももったいないので、自宅に帰ってから急いで綿パンツを購入してたのを覚えています。2歳2ヶ月にはすっかりパンツマンになりました。
次女は自分の意思でおむつを外したと思います。夜が外れたのは2歳半くらいでしょうか。その後何度かおねしょをしましたが、本人自身が気を引き締めたのか、自然に卒業となりました。
三女 おまる+紙おむつ+トイレ
三女の時は、3人の育児でキャパオーバーを自覚し、布おむつは封印しました。布おむつは全て処分し、おむつは紙一択に。
布おむつの時の癖が抜けなくて、ねんねの頃は紙おむつをこまめに交換していました。次第に私が紙おむつに慣れてきて、次女の時よりもおむつに意識がいかなくなりました。パンパンになるまでほったらかしなんて事も良くありましたね。
次女の時と同様にうんちはおまるでさせました。やっぱりうんちはオムツの中ですると、お尻がベッタリと汚れて拭くのが大変だからです。うんち処理面倒臭くてやってられませんよね。
三女の時のがんばりポイントはこんな感じですかね。
- うんちはおまるへ
- 歩ける頃になったら、寝る前・寝起き・お出かけ前のトイレ習慣
- おしっこが出る前のサイン(しぐさ)を発見したら、トイレへ誘導
上の子たちとやることは変わりませんね。長女の時の失敗がトラウマになっていたので、次女の時と同様に、必要以上におしっこの声掛けはしませんでした。
それでも三女ですから上の子に憧れがあってトイレに興味があったので、それなりに何度もトイレに行きました。
1歳8ヶ月くらいだったと思うんですが、事前報告をしてくれるようになったんです。「すごいー!」夏だったので、順調にいくかな?と期待にあふれました。
しかし寒くなるにつれてだんだん報告をしてくれなくなりました。2歳ちょうどの頃、どうするか悩みましたね。このままおむつにするか、外しちゃうか。いやぁ〜本当にすごく悩みましたよ。せっかく自分から率先して事前報告ができるようになったんですから、退化させちゃうのはもったいないですよね。
そんなことを思いつつも、まだ全然外せる状況ではなくて気が重かったです。心の中は「トイレトレやりたくなーい!面倒くさいー!」って叫んでました。でもここでやらなかったら後で拗れると思い、奮起。家にいる時だけトレパンにしてみることにしました。
最初は何回もお漏らししました。淡々とトイレですることを教える日々。わたしが手一杯になるとイライラしてくるので、そしたら紙おむつをすぐに使って、自分なりに調整してトイレトレーニングを進めていきました。
完全に昼のおむつ外れたなーと思ったのは2歳4ヶ月くらいでした。それからはお出かけも長時間でなければトレパンにしました。
夜はもう少しかかりましたが、ほとんどおねしょをしなかったのでやっぱり2歳半頃には外してしまったように思います。(記憶が定かでなくて申し訳ありません・・・)
現在3歳ですが、夜中にトイレに行きたくなれば私を起こしてきますし、もう心配はありません。発熱時に漏らしてしまったことがありますが、もう就寝時にハラハラすることは無くなりました。
以上が我が子のトイレトレーニングエピソードになります。
3人のトイレトレーニングでわかった大切なこと
我が家はおむつが外れるのが一般よりは早い方だと思います。3人とも2歳前半には昼も夜もおむつが外れました。長女は拗らせましたが(猛省)次女三女は問題なく普通の間隔でトイレに行っています。
なぜ早かったか考えてみたんですけど、布おむつ・紙おむつ・おまる・トイレ・トレーニングパンツと選択肢が多くて色んなパターンで体験をしたことが効いたのかなと思っています。
トイレって子供が一番最初にやる、自分自身へのお世話だと思うんですよね。
人間って自分から発する感覚をキャッチして、その感覚が何なのかを知りますよね。これがどういう行動に結びつき、その結果に対して自分はどう思ったか。だから次はどういう行動をとればいいのか。人ってそうやって生きてる気がするんですが、そんな一連の流れをわかりやすく体験できるのが排泄だと思うんですよね。
この感覚はおしっこで、出せばスッキリして、オムツを交換される。この感覚はうんちで、出せばスッキリしてお尻をキレイにしてもらえる。赤ちゃんの頃はこれが主だと思います。
歩けるようになったり喋れるようになると自分でできることが増えてきて選択肢が広がります。お母さんに教えたり、ズボンを脱いだり、その先の行動ができるようになり、手段を選ぶようになります。
- 布おむつは濡れると気持ち悪い
- 紙おむつはおむつ替えが少ない
- トイレでしなければ洋服が汚れる。トイレに行けば着替えなくて済んで楽だからトイレへ行く。
- トイレでしなければお尻が汚くなって気持ち悪い。トイレに行けば洗わなくて済んで楽だからトイレへ行く。
- テレビをみている時はトイレに行くのが嫌だ。でも漏らすのも嫌だからテレビの前でおまるならいい。
- トイレでするとお母さんが嬉しそうで、それが私も嬉しいからトイレでする。
- 公園でお漏らしをして、何だか恥ずかしかったから、漏れる前に報告することにした。
- パンツ動きやすい。でも漏らす着替えが大変だ。
- お姉ちゃんがトイレでしているから、自分もトイレでするとお姉ちゃんになった気分になるからトイレでする
色々あるとは思いますけど、トイレに行って用を足すメリットを感じると行くようになると思うんです。例え明確に頭で理解できなくても、どれが自分にとって良いのかを肌で感じるものじゃないですか。大人だってそう。
ですから、失敗も成功も自分に合った道具も、色々と体験しないと、自分にとってどれがベストなのかを知ることができません。
トイトレを終えて思うことは、もし紙おむつ一択だったなら、もっと遅かったかなと思います。幼稚園入園に合わせて焦ったりしていたと思います。もちろんそれがダメとかそういうことではないんですよ。私には働いてないからできたという事実があります。比較的時間に余裕がありましたからね。余裕がないと難しいと思います。
道端でおしっこさせてもなんて事なかった時代は、当然のことながらオムツ外れは早かったと思います。現代では変質者やインターネットで巻き起こるトラブルから子を守る意味でも、たかが散歩でもおむつは必須だと思います。
ただ親が紙おむつの中ですることしか覚えさせなければ、おむつの中ですることしか覚えません。パンパンになるまで取り替えなければ、それはそれで適応してしまうのですよね。
子供に色んなパターンを体験させることで、子も自分でメリット・デメリットを感じて選べるようになってくるのではないかと。
方法はいくつかあって良いんじゃないか?紙おむつを履きながらも、トイレで用を足す習慣があっても良いですよね?
子供も自分で次に履くおむつを持ってきたり、おまるに自分で座ったり、ズボンを脱げないけどとりあえずトイレに行ってみたり。ズボン脱げないけどズボンのまま便座に座っておしっこしたりと、その子その子で試行錯誤する姿も徐々に増えていきました。
またね、親側も学ぶんですよ。いくつかのパターンで試していくと、その道具の強みと弱みを感じていきます。次第に理解が深まって臨機応変に立ち回れるようになっていきます。良いところは最大限に伸ばしていけるようになるし、弱点のフォローも徐々に出来るようになっていきます。
一つのやり方に固執する無意味さ、可能性を探る喜びを、私はトイレトレーニングで培ったように思います。
母が思う5つの道具のメリット・デメリット
私はたまたま5つの道具を使用してきました。
布おむつ・紙おむつ・おまる・トイレ・トレーニングパンツ。
道具はまだまだたくさんありますが、私は上記の道具を使いながらこんなことを思ってトイレトレーニングをやってきましたので、ご紹介したいと思います。
- 布おむつはおむつ替えが頻回。厚くて動きにくそう。濡れるとダイレクトに気持ち悪そう。新しい布はサラサラして気持ちいい。洗濯が増えて大変。サイズアウトしておむつカバーを買う度に節約にはなってない気がしましたね。エコだとは思います。
- 紙おむつはそんなに交換しなくて済んで、薄くて動きやすい。何回分もためられるけど、重たい。ゴミが大量です。紙おむつの購入って大変。お金もかかるし…。
- おまるは家中どこでもできるから便利。トイレに流してさっと洗うだけ。たまに失敗してはみ出したり、床にひっくり返して掃除が大変なことも。
- トイレは流すだけだから一番楽。外出時に近くにないと間に合わないので困った思い出が多いですー。
- トレーニングパンツは6層以外は漏らすと何故か上まで濡れて全取っ替えになって大変。でも布おむつより洗濯が楽。おむつよりはむれにくくてかぶれの心配が減りました。
※ちなみに綿パンツになると親側の冷や冷やが増えますが、本人は快適そうです。トイレでの脱着もやりやすいので、自分で脱ぎ履きする練習にはもってこいでした。
さいごに
色々と試してきて、最後の三女の時に思ったんですが、琺瑯おまるは楽ですー!トイレはもっと楽!トイレの習慣はテープの紙おむつを卒業したら、パンツタイプを履かせながら習慣づけておくと、後半戦の自分が楽でした。
色んな道具を使うことで、親側の「楽」なパターンも見つけられると思います。私はできるならば買い物に出かけたくないんです。あとはお金をかけたくない。お尻かぶれも心労が増えて嫌だった。だからトイレとおまるを積極的に使いました。だからトータルで言えばそれほど苦には感じませんでしたね。自分なりの楽を見つけられるのが一番ですよね。
あとはトイレの踏み台。大人は使いにくいんですけど、夫がしっかり作ってくれました。子供にはちょうど良く底上げしてあるので、やりやすそうです。ぐらつかなくて安定感があります。この踏み台も幼稚園卒業の頃にはさよなら。そう思うと寂しい気がしますね。
以上が我が家のトイレトレーニングのまとめでした。もし孫が生まれた時にはおまるをプレゼントしたいな〜でも老害と言われぬように気をつけねばなりませんね(^◇^;)あはは。
※本当はおまる姿や布おむつ姿の画像も載せたかったんですが、控えることにしました。
感想は、
長かったー!!!
もうそのひと言ですよ。自分に「お疲れ様」と言いたい。